大田区の外壁塗装の助成金は、住宅リフォーム助成事業の区分Aで受けられます。助成は助成対象額の10%・上限20万円です。助成対象額は、見積額と区の標準工事費(外壁の塗装は1㎡7,000円)の低い方です。業者は、区内に本社がある中小事業者に限られます。
この記事の制度の内容は、2026年10月18日に大田区の公式ページ(大田区住宅リフォーム助成 令和8年度(PDF))で確かめたものです。制度は年度の途中でも変わるので、申請の前に公式ページで最新の内容を確かめてください。
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大田区で外壁塗装の助成を受ける前に
- 助成額は見積額の10%とは限らない。区の標準工事費と比べた低い方の10%
- 業者は区内に本社がある中小事業者。区内の支店でも本社が区外なら対象外
- 事前申込は足場を組む前まで。足場の設置も工事に含まれる
- 申込は2027年1月29日まで。予算に達した時点で受付は終わる
大田区の助成は、外壁の塗装を含む幅広いリフォームが対象です。そのぶん条件の書き方が細かく、見積額の10%がそのまま戻ると考えていると、金額が合わないことがあります。
このページでは、外壁塗装で申し込むときに関わる部分だけを、区のパンフレットとよくある質問の原文に沿って並べました。
大田区住宅リフォーム助成事業の要点
外壁の塗装は、区分A(循環型社会への対応)の工事に入ります。助成対象額の10%・上限20万円で、区分Aの工事の経費が10万円(税抜)以上であることが条件です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 大田区住宅リフォーム助成事業(令和8年度) |
| 外壁塗装の扱い | 対象 |
| 補助の額 | 助成対象額の10%・上限20万円(区の他の助成制度・保険給付制度と併せて申請するときは5%・上限10万円) |
| 最低工事額 | 区分Aの工事の経費が10万円(税抜)以上 |
| 受付 | 2026年4月1日〜2027年1月29日(受付中) |
| 予算の状況 | 予算上限に達した時点で受付終了(現時点の残額は未確認) |
| 施工業者の条件 | 区内に主たる事業所(本社)がある中小事業者 |
| 国・都の制度との併用 | 併用できる(区が案内に明記) |
| 出典 | 大田区住宅リフォーム助成事業 令和8年度パンフレット(2026-10-18確認) |
併用について、大田区住宅リフォーム助成事業の案内には「大田区は、国・都の補助金と併用することは可能です。国や都が併用を認めるかは、各自でご確認ください。なお、『総工事費が10万円以上であること』『他の助成制度等を併用した場合でも、助成額以上の自己負担額が発生すること』という前提があります。」とあります(公式の資料)。
表の「5%・上限10万円」は、区の他の助成制度・保険給付制度と併せて申請するときの率です。区のパンフレットは、介護保険の住宅改修費、高齢者自立支援住宅改修助成、重度身体障害者(児)等住宅改造助成を挙げています。国や都の補助と併用しても、5%にはなりません。
助成額は見積額と区の標準工事費の低い方で決まる
大田区の助成で一番誤解されやすいのが、この計算です。区のパンフレットでは、助成対象額は次の2つのうち低い方になります。
- 助成対象工事一覧表にある、区で定めた標準工事費を合算した額
- 見積書の総工事費用(対象工事以外の工事も含めた、工事に要する全ての費用・税抜)
外壁の塗装の標準工事費は、1㎡あたり7,000円です。見積書の金額が高くても、標準工事費の合計が低ければ、助成はそちらの10%で計算されます。
外壁の塗装面積と助成額の目安(計算例・面積は仮の値)
| 外壁の塗装面積 | 標準工事費(×7,000円) | 助成額(10%) |
|---|---|---|
| 100㎡ | 70万円 | 7万円 |
| 150㎡ | 105万円 | 10万5,000円 |
| 200㎡ | 140万円 | 14万円 |
| 286㎡ | 200万2,000円 | 20万円(上限) |
この表は、見積書の総工事費用(税抜)が標準工事費の合計より高い場合の計算です。見積書の方が低ければ、見積書の金額の10%になります。端数の扱いは区の案内で確かめてください。
上限の20万円に届くのは、助成対象額が200万円以上のときです(20万円÷10%)。外壁の塗装だけでそこまで届くには、約286㎡が要ります(200万円÷7,000円・計算)。外壁の塗装面積が分かれば、助成額のおおよそは見積もりの前に読めます。
塗装面積は、業者の見積書に㎡で書いてもらうのが確実です。区は居住区分の確認のために、立面図や平面図の添付を求める場合があるとしています。
事前申込は工事の前・足場を組む前まで
大田区の助成は、工事を始める前に事前申込(仮申請)をする仕組みです。区の案内では、足場の設置も工事に含まれます。
大田区住宅リフォーム助成事業の主な条件(公式の案内から):
- 区内に主たる事業所(本社)がある中小事業者と単独契約
- 工事開始前の事前申込(足場設置も工事に含む)
- 区民(2026-01-01から居住)/子育て世帯は緩和
- A・B区分ごと1回限り
- 特別区民税等の滞納なし
大田区の申込の期限(令和8年度)
| 手続き | 期限 |
|---|---|
| 事前申込(工事を始める前) | 2027年1月29日まで |
| 完了報告 | 2027年3月19日まで |
| 予算 | 上限に達した時点で受付終了(残額は未確認) |
住所の条件は、2026年1月1日から区内に住んでいることです。子育て世帯は条件が緩和されているので、該当する方は区の案内で中身を確かめてください。
区分AとBは、それぞれ1回限りです。以前に区分Aの助成を受けたことがあるなら、対象になるかを区に確かめてください。予算の残りは、このページでは確かめられていません。秋以降に申し込むなら、区の担当に残りを聞いてから日程を組むと安心です。
業者は区内に本社がある中小事業者だけ
大田区の助成では、どの業者と契約するかで対象かどうかが決まります。区内に店舗があっても、本社の場所で外れることがあります。
この制度は「区内に主たる事業所(本社)がある中小事業者」が条件です。見積もりを頼む前に、大田区「住宅リフォーム助成事業」のページで条件を満たす業者かを確かめてください。施工実績事業者リスト 令和8年度(Excel)は掲載を希望した事業者だけの一覧で、載っていない事業者でも条件を満たせば対象になります。一括見積もりサービスの紹介先が、この条件を満たすとは限りません。
契約先の本社と支店の組み合わせ(区の案内の条件から)
| 本社の場所 | 工事をする店 | 助成の対象 |
|---|---|---|
| 大田区内 | 大田区内の本社・店 | 対象 |
| 大田区外 | 大田区内の支店 | 対象外 |
| 大田区内 | 大田区外の支店 | 対象外 |
中小事業者の範囲は、建設業などの場合で資本金3億円以下か、従業員300人以下です。契約は、その業者との単独契約が条件になっています。
リストの外から業者を探すなら、見積もりの段階で2つ聞いておくと話が早く進むでしょう。「本社の所在地」と「大田区の住宅リフォーム助成の申請経験」です。
助成が使えないとき・予算が終わったときの次の手
次のような場合は、大田区の助成を使えないか、使っても金額が小さくなります。
- 頼みたい業者の本社が区外にある
- 以前に区分Aの助成を受けたことがある(1回限りの決まり)
- 予算に達して受付が終わっている
- 介護保険の住宅改修と併せて申請し、5%・上限10万円になる
助成を使うかどうかに関係なく、見積もりの金額は業者ごとに違ってきます。何社かに同じ条件で見積もりを頼み、塗装面積と工事内容をそろえて比べてみてください。比べ方は外壁塗装の一括見積もり比較にまとめています。
一括見積もりサービスは、金額や工事内容を比べるための道具です。紹介される業者が、大田区の条件(区内に本社がある中小事業者)を満たすとは限りません。助成を使うなら、契約の前に本社の所在地を確かめてください。
助成を使わない場合や、区内の業者の見積もりと比べたい場合に、複数社の見積もりを無料でまとめて取り寄せられます。紹介先が大田区の助成の条件を満たすとは限らないので、助成を使うときは本社の所在地を確かめてください。エリア・特典の条件は公式サイトでご確認ください。
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大田区の外壁塗装の助成金でよくある質問
Q1:国の補助金と一緒に使うと、助成率は5%になりますか?
なりません。5%になるのは、区の他の助成制度・保険給付制度と併せて申請するときです。国・都の補助との併用は、区のよくある質問で「可能です」とされています。ただし、国や都が併用を認めるかどうかは、各自で確かめる必要があるそうです。
Q2:屋根の塗装も一緒に頼むと、助成は増えますか?
助成対象額が増えれば、10%の額も増えます。上限は20万円のままです。屋根の塗装の標準工事費は、このページでは確かめていないので、区の助成対象工事一覧表(パンフレット)で単価を見てください。
Q3:施工実績リストに載っていない業者でも申し込めますか?
申し込めます。リストは掲載を希望した事業者だけの一覧で、区は「リストに記載された以外にも対象となる事業者はあります」としています。区内に本社があるかは、業者に直接確かめてください。
Q4:工事費が10万円に届かないときは?
区分Aの工事の経費が10万円(税抜)以上であることが条件なので、届かなければ申し込めません。外壁の部分補修だけの工事だと、届かない場合もあるでしょう。
大田区以外の区市の扱いや、国の制度との関係は外壁塗装の助成金・補助金を自治体別に整理した記事で確かめられます。家の大きさと費用の関係を知りたい方は、坪数別の費用早見表もどうぞ。



※本記事は大田区の公式ページ・令和8年度パンフレット・よくある質問をもとに、2026年10月18日時点で整理しました。助成の率・標準工事費・受付期間・予算の状況は年度の途中でも変わることがあります。申請の前に、区の公式ページと担当窓口で最新の内容をご確認ください。

